京都府上世屋・五十河地区における里山ブナ林の管理手法と生態的特性

DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献16件

書誌事項

タイトル別名
  • Relations between Forest Management Methods and Ecological Features of the <I>SATOYAMA</I> Beech Forests in the Kamiseya and lkaga Districts, Kyoto
  • キョウトフ カミセヤ イカガ チク ニ オケル サトヤマ ブナリン ノ カンリ シュホウ ト セイタイテキ トクセイ

この論文をさがす

抄録

多様なブナ林の保全計画にむけた基礎的研究として, 里山ブナ林の管理手法と生態的特性, 特に植物種の組成と多様性, 林分構造の関係を解明することを目的とした。対象とした京都府上世屋・五十河地区の里山ブナ林は,(1) 天然生,(2) 選択的管理,(3) 長伐期管理に類型区分された。植生調査等の結果から, 天然生里山ブナ林は, 木本種の多様性が低いもののブナ林特有の種組成や林分構造を維持する上で重要であること, 選択的管理里山ブナ林は, 天然ブナ林に近い種組成や林分構造と高い植物種の多様性を保っていたこと, 長伐期管理ブナ林では, ブナ林特有種が種組成から欠落するものの, 木本種の多様性が高くなる傾向があったことなどが明らかになった。

収録刊行物

被引用文献 (5)*注記

もっと見る

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ