外科感染症におけるEscherichia coliの分離頻度と薬剤感受性の変遷

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  • ISOLATION RATE OF E. COLI FROM SURGICAL INFECTIONS AND THEIR SUSCEPTIBILITIES

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抄録

1983年7月より1995年6月の間の多施設共同研究である。外科感染症におけるEscherichia coli分離頻度とその薬剤感受性変遷について検討した。一次感染症においてE. coliの分離頻度は調査期間中を通じて第一位の分離頻度であったが, 術後感染症よりの分離頻度は低かった。抗菌薬が投与された後に分離される細菌は,Enterococcus spp., Staphylococcus spp., Pseudomonasspp.などが多く,嫌気性菌やE. coli, Klebsiella spp.などは治療に良く反応すると考えられ, その分離頻度は低かった。E. coliに対してCefozopran(CZOP), Carumonam(CRMN), Aztreonam (AZT) の抗菌力が優れており, 次いでCefmenoxime (CMX), Imipenem (IPM), Latamoxef (LMOX), Gentamicin (GM), Ofloxacin (OFLX)などであった。E. coliに対するMIC90を年次的にみるとCefazolin (CEZ) において耐性化が認められた

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