近年臨床検体から分離された酵母様真菌菌株に対する fluconazole の in vitro 抗菌活性

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  • THE IN VITRO ANTIFUNGAL ACTIVITIES OF FLLJCONAZOLE AGAINST PATHOGENIC YEASTS RECENTLY ISOLATED FROM CLINICAL SPECIMENS

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抄録

近年欧米諸国においては, 酵母様真菌のアノール剤耐性の増加か報告されている。わか国ても耐性化の傾向かみられるか否かを検討する目的て, 関東地区7施設て研究クループを組織し, 臨床分離真菌を収集し, fluconazole 感受性を測定し, 年次的に検討し, 次の様な結果を得た。<BR>1 臨床分離酵母様真菌を1993年113株, 1994年149株, 1995年205株収集し, fiuconazole に対する in vitro 感受性を各年毎に測定した結果, 3年間に有意な相違は認められなかった。<BR>2 主な臨床分離酵母様真菌に対する3年間のfluconazoleのMICは, C albicans 01-078μg/ml, C glabrata 313~25μg/mlてあった。MICか25μg/mlを示した株はC glabrata 2株, C krusei,T beigelii, H anomala か各1株つつてあり, MICか50μg/ml以上の株は見られなかった。<BR>3 今回の測定結果と, fluconazole 発売前 (1987年12月以前)およひ発売後2~3年経過した1991年7月から1992年10月まてに測定した臨床分離酵母様真菌の fluconazole に対する感受性結果と比較したか, 感受性に有意な相違は認められなかった。

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