血液疾患に併発した感染症における先行抗菌薬無効例に対するPanipenem/Betamipronの有用性

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  • CLINICAL EVALUATION OF PANIPENEM/BETAMIPRON AS A SECOND LINE CHEMOTHERAPY IN SEVERE INFECTIONS ASSOCIATED WITH HEMATOLOGICAL DISORDERS

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抄録

血液疾患に併発した感染症33例に対してPanipenem/Betamipron (PAPM/BP) をsecondlineの抗菌薬として投与し, その有効性と安全性を検討した。<BR>有効性評価対象症例30例の有効率は63.3% (19例/30例) で, 感染症別の有効率は敗血症で3例/6例, 敗血症疑いで68.4% (13例/19例), 肺炎で2例/4例であった。さらにPAPM/BP投与前後の末梢血女子中球数がともに100/mm3以下の状態でも3例/7例の有効率が得られた。副作用は5例に認められ, 発現率は15.2% (5例/33例) であった。<BR>これらの結果から, PAPM/BPは血液疾患に併発した感染症に対するsecond lineの抗菌薬として有用で, また信頼性の高い薬剤であると考えられた。

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