コンクリートの横拘束効果に及ぼす帯鉄筋の冷間加工ひずみの影響

  • 堺 淳一
    社団法人 土木学会 東京工業大学大学院 日本学術振興会
  • 川島 一彦
    社団法人 土木学会 東京工業大学 理工学研究科土木工学専攻
  • 宇根 寛
    社団法人 土木学会 建設省東北地方建設局仙台工事事務所
  • 米田 慶太
    社団法人 土木学会 大林組東北支店

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF RESIDUAL STRAIN IN THE HOOP REINFORCEMENT ON THE LATERAL CONFINEMENT OF CONCRETE
  • コンクリート ノ ヨコ コウソク コウカ ニ オヨボス オビテッキン ノ レイカン カコウヒズミ ノ エイキョウ

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抄録

円形帯鉄筋はコンクリートの横拘束効果が大きいことが既往の研究により明らかにされているが, 鉄筋を円形に冷間加工すると帯鉄筋の内側には圧縮ひずみが, 外側には引張ひずみがそれぞれ生じ, そのひずみはひずみ硬化が始まる2~4%に達する場合もある. そこで, 低温焼なましにより冷間加工ひずみを除去した円形帯鉄筋と冷間加工ひずみを除去しない円形帯鉄筋を配置した供試体をそれぞれ3体ずつ作製し, これらに対する一軸圧縮載荷実験を行い, また, 冷間加工ひずみを除去する帯鉄筋と冷間加工ひずみを除去しない帯鉄筋の引張力をファイバー要素解析から求め, 帯鉄筋の冷間加工ひずみがコンクリートの横拘束効果に及ぼす影響を検討した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (661), 179-193, 2000-10-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (19)*注記

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