気管支ぜん息：診断と治療の進歩　ＶＩ．　ぜん息の特殊病態　１．　アスピリンぜん息

• 榊原 博樹

  藤田保健衛生大学呼吸器・アレルギー内科

書誌事項

タイトル別名

• The asthma : An advance on treatment and diagnosis. VI. Special disease state of the asthma. 1. Aspirin asthma.

抄録

アスピリン喘息はアラキドン酸シクロオキシゲナーゼ阻害をトリガーにして発症する.アスピリンだけではなく,すべての非ステロイド性抗炎症薬が喘息発作を惹起する.アスピリン喘息の頻度は成人の通年性喘息の9.8%と推定できる.ただし,病歴から診断できるのは60%の症例である.診断を確定するためには負荷試験が必要である.コハク酸エステル型ステロイド薬が喘息を誘発したり増悪させたりすることがある.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 85 (2), 227-233, 1996

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• アスピリン喘息
• 非ステロイド性抗炎症薬
• シクロオキシゲナーゼ
• 副腎皮質ステロイド

詳細情報

• CRID: 1390282681418974592
• NII論文ID: 10005005849
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.85.227
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• PubMed: 8708452
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/85/2/85_2_227/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1996178694
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可