腸腰筋膿ようを合併した重症型アルコール性肝炎の1例

  • 上平 晶一
    自治医科大学附属大宮医療センター消化器内科
  • 二村 貢
    自治医科大学附属大宮医療センター消化器内科
  • 藤原 俊文
    自治医科大学附属大宮医療センター消化器内科
  • 山中 桓夫
    自治医科大学附属大宮医療センター消化器内科
  • 井廻 道夫
    自治医科大学附属大宮医療センター消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of severe alcoholic hepatitis with iliopsoas abscess.

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抄録

60歳男性が重症型アルコール性肝炎にともなう多臓器不全の経過中に左腸腰筋膿瘍と後腹膜多発膿瘍を合併した.CTガイド下経皮的ドレナージと抗生剤投与により軽快した.穿刺液より大腸菌が検出され起炎菌と考えられた.重症型アルコール性肝炎ではクッパー細胞の貪食能低下をはじめ肝網内系の機能が低下していることから,経門脈的に大腸菌が侵入し多発膿瘍を形成したと推定された.

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参考文献 (14)*注記

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