３７歳女性にみられたＭｙｃｏｐｌａｓｍａ　ｐｎｅｕｍｏｎｉａｅによる髄膜脳炎の１例

• 成清 武文

  玉名地域保健医療センター内科

• 青木 隆幸

  玉名地域保健医療センター内科

• 本多 恵

  玉名地域保健医療センター内科

• 大西 修二

  玉名地域保健医療センター内科

• 師岡 公彦

  玉名地域保健医療センター内科

書誌事項

タイトル別名

• A case of 37 year-old female, meningoencephalities due to Mycoplasma pneumoniae.

抄録

症例は37歳女性.発熱,頭痛に続き項部硬直,意識障害が出現.血清寒冷凝集素価および血清マイコプラズマ抗体価上昇よりマイコプラズマ髄膜脳炎と考えミノサイクリン,クリンダマイシンの投与を行い症状軽快した. polymerase chain reaction(PCR)法により髄液からMycoplasma pneumoniaeを検出した.同病原体による髄膜脳炎は成人では稀であり,髄液からの分離培養も困難とされている.原因不明の中枢神経系感染症においてはMycoplasma pneumoniaeは考慮すべき病原体と考えられた.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 87 (7), 1369-1371, 1998

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• 髓膜脳炎
• PCR法

詳細情報

• CRID: 1390282681418378112
• NII論文ID: 10005232454
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.87.1369
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• PubMed: 9745287
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/87/7/87_7_1369/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1999012742
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可