X連鎖性無ガンマグロブリン血症(XLA)に合併した若年性大腸癌の1例

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タイトル別名
  • Colorectal cancer in a young adult with X-linked agammaglobulinemia(XLA). Report of a case.

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抄録

症例は25歳の男性で,遺伝子解析によりXLAと診断されていた.下腹部痛,血便を主訴に受診され,大腸内視鏡検査と腹部CT検査で肝転移をともなう直腸癌と診断した.周術期にガンマグロブリン製剤を投与しながら,低位前方切除術,肝腫瘍核出術を施行した.本症例ではB細胞機能の欠陥が若年性大腸癌の発生に関連した可能性があり,XLAの長期観察症例では大腸癌の若年発生も念頭に置き検査を行う必要があると考えられた.

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参考文献 (12)*注記

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