書誌事項
- タイトル別名
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- A case of primary hepatic neuroendocrine cell carcinoma which was difficult to diagnose and early distant metastasis occured after hepatectomy.
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抄録
症例は64歳, 男性. 肝腫瘤にて入院. 入院時検査成績でCEA7.9ng/mlと高値であった. 腹部USで肝前区域に径3cmの低エコー腫瘤を認め, 腹部CT上, ring enhancementを示した. 腹部血管造影上淡い腫瘍濃染像を認め, 胆管細胞癌と診断し, 肝前区域部分切除術を行った. 摘出標本は軟らかく, 褐色調を呈し, H-E染色上では確診が困難で, 各種の特殊染色にて胆管由来の神経内分泌癌と確診された. 進行度はstage I. であった. 術後52日目に第VII胸椎以下の両側完全麻痺を来し, 胸椎X-P, 骨シンチ, MRIにて第VII胸椎転移を認めた. 放射線治療にて麻痺は軽快したが, 術後5カ月目に左上肢の強直性間代性痙攣を来し, 頭部CTにて多発性脳転移を認めた. 現在, 対症療法にて経過観察中である. 以上, 組織診断に難渋したstage I. の胆管由来の神経内分泌癌で術後早期に, 急速な遠隔転移を来した1例を報告する.
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 39 (4), 261-267, 1998
一般社団法人 日本肝臓学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204792427904
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- NII論文ID
- 10005574574
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可