摩擦とラフネスを考慮した岩盤不連続面の一面せん断挙動のモデル化

  • 岸田 潔
    社団法人 土木学会 京都大学 大学院工学研究科
  • 津野 究
    社団法人 土木学会 鉄道総合技術研究所 トンネル研究室

書誌事項

タイトル別名
  • THE MODELING OF THE SHEAR BEHAVIOR OF ROCK JOINTS IN CONSIDERATION OF THE MATERIAL FRICTION AND THE JOINT SURFACE ROUGHNESS
  • マサツ ト ラフネス オ コウリョ シタ ガンバン フレンゾクメン ノ イチメン センダン キョドウ ノ モデルカ

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抄録

岩盤不連続面の一面せん断挙動は, ラフネスをはじめとする多くのパラメータに支配されるため, その力学的挙動を統一的に把握するのが困難である. 本研究では, 岩盤不連続面のせん断挙動を支配する因子のうち, 垂直拘束圧, 材料強度, 基礎摩擦角, 不連続面の表面形状 (ラフネス) に着目し一面せん断試験を行い, 各種要因がせん断挙動に与える影響を考察した. また, これらの要因を考慮に入れ, せん断挙動が統一的に表現できるモデルを構築し, これを用いて一面せん断試験のシミュレーションを行った. シミュレーション結果と実験結果を比較することで, 本モデルの妥当性を確認することができた. また, 本モデルを用いることにより, せん断に伴うラフネス変化が予測できることを確認した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2001 (680), 245-261, 2001-06-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (23)*注記

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