<SUP>123</SUP>I-BMIPPと<SUP>201</SUP>T1C1の二核種連続投与連続撮像法の有用性

• 南 一幸

  藤田保健衛生大学衛生学部

• 江尻 和隆

  藤田保健衛生大学衛生学部

• 加藤 正基

  藤田保健衛生大学病院放射線部

• 立木 秀一

  藤田保健衛生大学衛生学部

• 徳田 衛

  藤田保健衛生大学医学部循環器内科

• 近藤 武

  藤田保健衛生大学医学部循環器内科

• 外山 宏

  藤田保健衛生大学医学部放射線科

• 竹内 吉人

  藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院放射線科

• 折戸 武郎

  藤田保健衛生大学衛生学部

• 古賀 佑彦

  藤田保健衛生大学医学部放射線科

書誌事項

タイトル別名

• Usefulness of Serial Dual Isotope SPECT of <SUP>123</SUP>I-BMIPP and <SUP>201</SUP>TICI
• 123I-BMIPPと201TlClの二核種連続投与連続撮像法の有用性
• 123I BMIPP ト 201TlCl ノ 2カクシュ レンゾク トウヨ レンゾク サツゾウホウ ノ ユウヨウセイ

抄録

¹²³I-BMIPPと²⁰¹TlCl心筋SPECTを一度の検査で, かっクロストークの影響なしに実施する方法として二核種連続投与連続撮像法を考案し, その有用性について検討した。¹²³I-BMIPP検査時にあらかじめ²⁰¹Tlウインドウ (71±7keV) での画像を撮像し, 終了後ただちに投与撮像して得られた²⁰¹TlCl画像から71±7keVウインドウに混入する¹²³Iの光子散乱成分を差し引くことで補正された²⁰¹TlCl画像を得ることができる。クロストークの補正精度を検証するため¹²³Iと²⁰¹Tlの面線源を使用し, ¹²³I画像が²⁰¹Tl画像に及ぼす影響を検討した。また, 心臓ファントムおよび臨床例についても検討した。結果, 面線源では¹²³lと²⁰¹Tlの混在比率の変化や散乱体の有無に対し2-3%の誤差で²⁰¹TlCl画像は復元された。心臓ファントムおよび臨床例でも純粋な²⁰¹TlCl画像に匹敵する画像が得られ, カウントプロファイルカーブ, polar mapおよび画像のコントラストにおいても純粋な²⁰¹TlCl画像とほぼ一致した。面線源の実験において, 連続する2回の撮像間で3ピクセル (約1.5cm) までの位置ずれは, 補正後の²⁰¹TlCl画像の信頼性を損なう恐れはなかった。

収録刊行物

• ＲＡＤＩＯＩＳＯＴＯＰＥＳ

  ＲＡＤＩＯＩＳＯＴＯＰＥＳ 49 (12), 575-586, 2000

  公益社団法人 日本アイソトープ協会

キーワード

• iodine-123
• thallium-201
• SPECT
• dual isotope imaging
• cross-talk

詳細情報

• CRID: 1390282679133425152
• NII論文ID: 10006653486
• NII書誌ID: AN00351589
• DOI: 10.3769/radioisotopes.49.575
• ISSN: 18844111
• ISSN: 00338303
• NDL書誌ID: 5601817
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5601817
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes1952/49/12/49_12_575/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001140309
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可