金属オクタキス (アルコキシメチル) フタロシアニンの合成と酸化還元挙動

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タイトル別名
  • Synthesis of Metal Octakis (alkoxymethyl) phthalocyanines and Their Redox Behavior
  • キンゾク オクタキス アルコキシメチル フタロシアニン ノ ゴウセイ ト サンカ カンゲン キョドウ

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抄録

フタロシアニン外環のペリフェラル位に比較的短いアルキル置換基を有する金属フタロシアニン誘導体として, 種々の長さの側鎖を有するコバルトオクタキス (アルコキシメチル) フタロシアニンを合成した。コバルトオクタキス (アルコキシアルキル) フタロシアニンは酸化還元特性などの電気化学的な測定はされていないことから, この酸化還元特性をサイクリックボルタンメトリー (CV) の測定によって検討した。<BR>コバルトオクタキス (アルコキシメチル) フタロシアニンのCVは4段階のカソードピークと3段階のアノードピークを示し, これらは2つの非可逆な酸化電位および2対の可逆な還元電位に分類できた。コバルトオクタキス (アルコキシメチル) フタロシアニンは閉環共役系のπ電子環電流がポルフィラジンマクロ環外環と中心金属によって著しく影響を受けていると考えられる。

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