近接施工の影響を受けるシールドトンネルの検討手法の提案とその適用例

  • 中村 信義
    社団法人 土木学会 (株) 関東エンジニアリング 技術本部
  • 川村 努
    社団法人 土木学会 メトロ開発株式会社 技術部
  • 泊 弘貞
    社団法人 土木学会 帝都高速度交通営団事業開発部
  • 村上 博智
    社団法人 土木学会 早稲田大学

書誌事項

タイトル別名
  • PROPOSAL OF DESIGN METHOD OF EXISTING SHIELD TUNNEL UNDER ADJACENT CONSTRUCTION WORKS
  • キンセツ セコウ ノ エイキョウ オ ウケル シールドトンネル ノ ケントウ シュホウ ノ テイアン ト ソノ テキヨウ レイ

この論文をさがす

抄録

シールドトンネルに近接して工事が行われる場合のトンネル覆工の安全性の検討は, 一次覆工 (セグメント) を対象に行われているが, トンネルとの離れが極めて小さい近接施工, またトンネルが大断面の場合には, セグメントの強度が不足し, 二次覆工をも構造部材として検討する手法が必要となる. 本論文は, 営団地下鉄のシールドトンネルを対象に, 二次覆工を構造部材と考える最近の研究を参考とした検討手法を提案し, この提案による検討事例を示したものである. 検討事例においては, 二次覆工を構造部材とした場合の横断方向および縦断方向の検討を行った. 結果としてトンネルの安全が確保されたうえで, 補強工法の少ない経済的施工が可能となった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2001 (686), 65-77, 2001-09-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ