書誌事項
- タイトル別名
-
- COMPARATIVE ANTIBACTERIAL ACTIVITY OF CARBAPENEMS AGAINST <I>P. aeruginosa</I>(1)
この論文をさがす
抄録
当教室保存の2000年に臨床材料から分離された多施設由来の緑膿菌288株に対するimipenem (IPM), panipenem (PAPM), meropenem (MEPM) 及びbiapenem (BIPM) の抗菌力を比較検討した。<BR>MIC50/MIC80/MIC90値比較では, MEPM (1/4/8μg/ml) >BIPM (1/4/16μg/ml) >IPM (2/4/16μg/ml) >PAPM (8/16/32μg/ml) の順に良好な抗菌活性を示した。また, 対照薬として用いた抗緑膿菌活性を示すceftazidime (CAZ) およびaztreonam (AZT) に中等度以上のMIC (≥16μg/ml) を示し且つカルバペネム系薬 (IPM, MEPM) に対して中等度以下のMIC (≤8μg/ml) を示す75株の緑膿菌に対するカルバベネム系薬のMIC50/MIC80/MIC90値の比較では, BIPM (1/2/8μg/ml) ≥MEPM (1/4/8μg/ml) ≥IPM (2/2/8μg/ml) >PAPM (8/16/16μg/ml) の順であつた。<BR>MIC相関並びにセフェム系薬耐性の主因となるクラスC型β-ラクタマーゼ産生量と薬剤感受性の相関関係から判断して, カルバペネム系薬BIPM, MEPMは, CAZ, AZTに耐性を示す緑膿菌に対して有用な薬剤として期待される。
収録刊行物
-
- The Japanese Journal of Antibiotics
-
The Japanese Journal of Antibiotics 54 (11), 571-579, 2001
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680470832768
-
- NII論文ID
- 130004395902
- 10007309838
-
- NII書誌ID
- AN00002626
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BD38%2FpvVKqsg%3D%3D
-
- ISSN
- 21865477
- 03682781
-
- PubMed
- 11828603
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可