Monoclonal gammopathy of undetermined significanceを合併した大腸印環細胞癌の1例

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  • Signet ring cell carcinoma of the colon with monoclonal gammopathy of undetermined significance

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抄録

症例は59歳,男性.Monoclonal gammopathy of undetermined significance(MGUS)の診断で経過観察中にイレウスを発症し入院した.上行結腸に印環細胞癌による閉塞を認め,姑息的右半結腸切除術を施行した.組織学的検査で癌細胞周囲に多数のIgG-κ陽性の形質細胞浸潤を認めた.M蛋白血症を有する患者には癌の合併が多いし,癌患者がM蛋白血症を合併する頻度は健常人に比し高いことから,M蛋白血症を認めた場合,血液疾患以外に癌の合併を考慮する必要があると考えられた.

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