色彩・形状の観点からみた数値的景観評価の試み

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タイトル別名
  • NUMERICAL EVALUATION OF LANDSCAPE BASED ON COLOR AND SHAPE FEATURES
  • シキサイ ケイジョウ ノ カンテン カラ ミタ スウチテキ ケイカン ヒョウカ ノ ココロミ

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抄録

近年, 土木事業においても自然環境を保全・創出することが求められるようになり, 自然環境や景観に配慮した土木事業が実施されるようになってきた. しかし, 実際の施設の周辺環境との調和については, 客観的な景観評価の方法がほとんどなく, 設計者などの主観的な評価で主に実施されている.<br>本研究では, フラクタル理論を基に, 自然環境と調和した構造物の景観の評価法を色彩と形状の観点から検討した. その結果, 自然な景観と人工的な景観とでは, 形状と色彩のフラクタル性やフラクタル次元が異なることが示された. このことは, 自然と調和した景観を作り出すための一つの指針としてフラクタル特性が利用できることを示唆している.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (695), 31-44, 2002-01-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (7)*注記

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参考文献 (33)*注記

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