トンネル掘削解析における領域設定について

  • 田村 武
    社団法人 土木学会 京都大学大学院工学研究科土木工学専攻
  • 足立 紀尚
    社団法人 土木学会 京都大学大学院工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ON THE DOMAIN ALLOCATION OF FINITE ELEMENT METHOD FOR TUNNEL EXCAVATION
  • トンネル クッサク カイセキ ニ オケル リョウイキ セッテイ ニ ツイテ

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抄録

本研究は, 地盤工学の種々の問題に対し2次元有限要素法を適用する場合の領域のとり方を考察したものである. すなわち, 2次元半無限領域の地盤をある大きさの範囲でモデル化し, それに対して有限要素法を適用すると, 得られる変位は設定する領域の大きさに強く依存する. そのため, 変位を評価する場合にどのような範囲まで要素分割するかの判断基準が不明確であるばかりでなく, 有限要素法自体の利用価値を大きく損なうことにもなる. ここではトンネル掘削による地表面の沈下を例にとり, 問題点を明確にするとともに, どのような対処方法をとり得るかについて検討する.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (701), 231-242, 2002-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (12)*注記

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