菌食性線虫アフェレンクス・アヴェネの植物質ないし動物質産業廃棄物による大量生産 Mass-production of Fungivorous Nematode, Aphelenchus avenae BASTIAN 1865, on Industrial Vegetable/Animal Wastes

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抄録

九州産の菌食性線虫Aphelenchus avenaeは、種々の植物質産業廃棄物をいくつか組み合わせた培地上で、Rhizoctonia solaniAG-4を餌菌として容易に大量生産できた。本線虫の生産は、従来の植物質に動物性産業廃棄物を加えることにより、飛躍的に増加した。緑茶出し殻(製茶屑でもよい)を培地へ30%(乾物重比)の割合で添加すると、培養期間中の培地のpH変動は小さくなった。種々の組み合わせを検討した結果、乾物重比として、ブロイラー加工工場汚泥35%、焼酎製造工程搾り滓35%、使用済み緑茶出し殻30%の培地10g(乾物重)を水分60%に調整し餌糸状菌R.solani AG-4の菌叢1片と線虫200頭を同時接種し、25℃で、20日後約112万頭に増殖した。この値は、植物質を組み合わせした培地のほぼ10倍に相当する。植物質培地だけでは、一般に、接種後30日で増殖数は最高に達するが、動物質を加えることにより繁殖は促進された。本線虫は、PDA(ジャガイモ800g、dextrose80g/1、pH5.6の燐酸緩衝液で調整)を浸み込ませたスポンジを底質としても大量生産が可能であった。PDA16mlをスポンジ1gにしみ込ませ、この20gを100mlフラスコに入れ、R.solaniを餌糸状菌として、線虫200頭を接種し、25℃にて30日後約109万頭が得られた。

収録刊行物

  • 日本線虫学会誌 = Japanese journal of nematology

    日本線虫学会誌 = Japanese journal of nematology 30(1), 8-17, 2000-12-28

    日本線虫学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008014824
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10453166
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09196765
  • NDL 記事登録ID
    5728792
  • NDL 雑誌分類
    ZR4(科学技術--生物学--動物)
  • NDL 請求記号
    Z18-1311
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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