内部空隙をもつ管状基質が無脊椎動物,特に魚類餌料動物の加入に与える効果 Net Tube Substrates with Inner Interstices Affecting on the Colonization of Invertebrates, Particularly the Food Source for Fish

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抄録

1996年2月から2年間にわたり瀬戸内海中部水域の4地点に設置された4種類の付着基質の餌料培養効果が比較された。使用した付着基質は、マガキ殻、アコヤガイ殻、砕石のいずれかを集積した塊をポリエチレンメッシュ(目合20×25mm)で覆い、直径15cm、長さ30cmのパイプ状にしたものと同サイズの円柱状コンクリートである。メッシュパイプの基質は、内部に多くの空隙をもつ点に特徴があった。24ヵ月浸漬後の付着動物相の比較では、どの基質もフジツボ類とホヤ類が優占したが、コンクリート区に比べ内部空隙のある基質では十脚類と軟体動物(腹足類と二枚貝類のみ)が着生量および出現種ともに増加した。付着動物量の経月変化の比較でも、内部空隙のある基質で付着動物と餌料動物の着生量は高い状態で推移し有意差が認められた。この傾向は特に十脚類で明瞭であった。このような付着動物相の相違は、基質構造の相違に由来することが示唆された。

収録刊行物

  • 水産増殖 = The aquiculture

    水産増殖 = The aquiculture 50(1), 37-46, 2002-03-25

    水産増殖談話会

参考文献:  31件中 1-31件 を表示

被引用文献:  10件中 1-10件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008020190
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    6115899
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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