Ｔｏｒｓａｄｅ　ｄｅ　ｐｏｉｎｔｅｓ型心室頻拍を起こしたＡＭＬの１剖検例

• 森岡 正信

  北海道大学医学部第三内科

• 柿木 康孝

  北海道大学医学部第三内科

• 片桐 雅樹

  北海道大学医学部第三内科

• 岩崎 博

  北海道大学医学部第三内科

• 後藤田 泰也

  北海道大学医学部第三内科

• 小林 威夫

  北海道大学医学部第三内科

• 田中 雅則

  北海道大学医学部第三内科

• 桜田 恵右

  北海道大学医学部第三内科

• 宮崎 保

  北海道大学医学部第三内科

書誌事項

タイトル別名

• Trosade de Points Ventricular Tachycardia in a Patient with Acute Myelocytic Leukemia.

抄録

Anthracycline系抗腫瘍剤の副作用に心毒性があり，通常は用量依存性であるが，時に急性毒性として心筋障害を起こすことがある。今回，28歳のAML女性例で，寛解導入療法中に突然の意識消失と心電図上，Torsade de pointes型心室頻拍を来し死亡した症例を経験した。Anthracycline系薬剤はdaunorubicin 90mg/m², aclarubicin 219mg/m²の総投与量であった。剖検では，His束を中心とする心室中隔に高度の心筋の萎縮と変性を認めた。

収録刊行物

• 臨床血液

  臨床血液 32 (9), 1009-1011, 1991

  一般社団法人 日本血液学会

キーワード

• acute myelocytic leukemia
• anthracycline cardiotoxicity
• Torsade-de-pointes ventricular tachycardia

詳細情報

• CRID: 1390001205026816000
• NII論文ID: 130004499792
• NII論文ID: 10008036653
• NII論文ID: 50003407059
• DOI: 10.11406/rinketsu.32.1009
• COI: 1:STN:280:By2D2cnntFQ%3D
• ISSN: 18820824
• ISSN: 04851439
• PubMed: 1942537
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1992102943
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可