ひらがなの読みと言語表出に問題がみられた学童の指導 Language Therapy for a Child with Developmental Disorders in Reading and Language Production

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抄録

知的発達に遅れがないにもかかわらず,文字が未習得で言語表出の発達が遅れているケースに,約2年間言語指導を行った.認知能力に偏りがみられ,聴覚認知力に比較し視覚認知力が優位で,かつ継次処理能力に比較し同時処理能力が優位であった.絵カードやシンボルマークを使ったプログラムにより,ひらがなの読み,語彙,構文の指導を行った.本児の思考の発達を促すことがこれらの言語能力獲得の基本にあるという考えから,(1)音節構造の意識化(2)語の背後にある意義の意識化(3)統辞・意味論的文構造の意識化を意図的に学習に取り入れた.現在も継続中であり,言語能力に徐々に向上がみられている.しかし,さらにこれらが会話や学習に反映されるための方略を検討することが課題として残されている.

収録刊行物

  • 聴能言語学研究

    聴能言語学研究 15(2), 80-87, 1998-08-30

    Japanese Association of Communication Disorders

参考文献:  5件中 1-5件 を表示

  • <no title>

    天野清

    精神発達遅滞児に対する言語 認知発達診断法の開発と実用化, 1989

    被引用文献1件

  • <no title>

    天野清

    子どものかな文字の習得過程, 1986

    被引用文献3件

  • <no title>

    天野清

    学習障害児に対する言語 認知発達教育プログラムと診断法の開発と実用化, 1994

    被引用文献1件

  • <no title>

    上野一彦

    学習障害児の相談室, 1985

    被引用文献2件

  • <no title>

    太田昌孝

    自閉症治療の到達点, 1992

    被引用文献6件

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008101894
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10091280
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    09128204
  • NDL 記事登録ID
    4553206
  • NDL 雑誌分類
    ZF1(教育) // ZS47(科学技術--医学--治療医学・看護学・漢方医学)
  • NDL 請求記号
    Z7-1914
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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