孤立性発作性心房細動と発作性上室頻拍における心房形態 : カテーテル・アブレーションの局在検出を視野に入れて Atrial dimension changes in patients with paroxysmal atrial fibrillation and paroxysmal supraventricular tachycardia

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抄録

基礎心疾患の明らかでない発作性心房細動 (孤立性PAF, 男61例, 女19例) とその対照群 (男90例, 女26例) , 房室結節回帰頻拍と房室回帰頻拍 (PSVT, 男25例, 女20例) , とその対照群 (男50例, 女30例) で, 洞調律収縮末期の左房, 右房の長径と短径を心エコー四腔断面像より求めた.体表面積で補正した孤立性PAF群の左房長径は男女ともPSVT, 対照群に比べ延長を (p<0.05~0.01) , 右房長径は男性のみ対照群に比べ延長を認めた (p<0.01) .両心房の短径は男女とも孤立性PAF, PSVT, 対照群の各群間に有意差はなかった.孤立性PAF男性, 対照群男性を40~79歳で10年ごとに分けた場合, 各年代とも孤立性PAF群は対照群に比べ左房, 右房の長径は長かった (p<0.05~0.001) .短径は70~79歳群が60~69歳群に比べ延長傾向にあった (p<0.1) .PAF初回発作から1ヵ月以内例ですでに対照群に比べ左房, 右房の長径の延長を認めた (p<0.05~0.01) .PAFの総発作時間からPAF例を短 (第1群) , 中等度 (第2群) , 長 (第3群) 時間の3群に分けると, 両心房とも長径は3群間で差はなかったが, 左房の短径と容量は第3群が第1群に比べ延長していた (各p<0.05) .PSVTでは心房の長径ないし短径に異常を認めないが, 孤立性PAFでは両心房の長径の延長を認めた, この長径の延長はPAFを起こす原因であり総PAF回数の多寡の結果でないことが示唆された.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology

    心電図 = Electrocardiology 21(3), 324-335, 2001-05-01

    The Japanese Society of Electrocardiology

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008114829
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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