香りが自律神経系に及ぼす影響

• 吉田 聡子

  長野県看護大学

• 佐伯 由香

  長野県看護大学

書誌事項

タイトル別名

• Effects of Fragrances on Autonomic Nervous System
• カオリ ガ ジリツ シンケイケイ ニ オヨボス エイキョウ

抄録

Lavender，Rosemary，Citronellaの３つの精油を吸入した際の自律神経系に及ぼす作用について調べた。Lavenderの香りは，交感神経系を抑え，精神・心理面だけでなく身体的にもリラックス効果をもたらした。逆にRosemaryのように精神・心理的にリフレッシュ・スッキリとした気分を感じさせるような香りは，その作用によって一過性に交感神経系を刺激する効果を持っていることが考えられた。嗜好において個人差の大きなCitronellaのような香りでは，精神・心理面にも被験者間でかなりばらつきがあり，自律神経系への効果も複雑であった。看護領域で芳香療法を用いる場合，精油自体の持つ生理的作用と個人の嗜好とを考慮し選択する必要性のあることが考えられた。

収録刊行物

• 日本看護研究学会雑誌

  日本看護研究学会雑誌 23 (4), 4_11-4_17, 2000

  一般社団法人 日本看護研究学会

キーワード

• アロマテラピー
• 自律神経機能

詳細情報

• CRID: 1390001205742955392
• NII論文ID: 10008132570
• NII論文ID: 130005143149
• NII書誌ID: AN00330079
• ISSN: 02859262
• ISSN: 21896100
• ISSN: 21883599
• DOI: 10.15065/jjsnr.20000901001
• NDL書誌ID: 5544970
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5544970
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001083569
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可