糸状菌Acremonium celluloyticus起源の3種エンドキシラナーゼの精製と基本性質 Purification and Properties of Three Endo-xylanases from Acremonium celluloyticus

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抄録

糸状菌Acremonium cellulolyticus起源の市販酵素製剤から,各種カラムクロマトグラフィーを組み合わせ,電気泳動的に均一な3種のエンドキシラナーゼを高純度に精製し,キシラナーゼⅠ,Ⅱ,Ⅲと呼称した.精製酵素の分子量および等電点は,それぞれ30kDa,5.1,25.5kDa,5.2,および33.5kDa,5.7であった.N末端側第1-第25アミノ酸残基の配列は,3酵素ともNH2-Ala-Glu-Ala-Ile-Asn-Tyr-Asn-Gln-Asn-Tyr-Ile-Ala-Ser-Gly-Ala-Asn-Val-Gln-Tyr-Ser-Pro-Asn-Ile-Ala-Ala-であった.キシラナーゼⅠ,Ⅱ,Ⅲは,可溶性キシランに高い反応性を示し,比活性値はそれぞれ112.1,86.1,74.8U/mgであり,反応至適pHおよび至適温度は,それぞれ3.5,55℃,3.8,55℃および3.5,50℃であった.キシラナーゼⅠ,Ⅱ,ⅢはpH3.5-9.5(25℃,2時間処理),55℃以下,pH3.0-9.5,55℃以下およびpH2.5-9.5,50℃以下において,それぞれ完全に安定であった.3酵素とも1mMのKMnO4によりほぼ完全に阻害され,1mMのSDS,PCMB,Zn2+,Ag+により部分阻害を受けた.当該酵素の基質特異性や反応速度パラメータなどが精製された.キシランおよびキシロオリゴ糖に対する作用パターンから,当該3酵素はいずれもエンドキシラナーゼであった.3種の精製酵素は,N末端アミノ酸配列,物理化学的・酵素学的性質,基質特異性などから,互いにアイソフォームであると推定された.

収録刊行物

  • 応用糖質科学 : oyo toshitsu kagaku = Journal of applied glycoscience

    応用糖質科学 : oyo toshitsu kagaku = Journal of applied glycoscience 48(1), 45-54, 2001-01-01

    日本応用糖質科学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008252367
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10453916
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    13403494
  • NDL 記事登録ID
    5648245
  • NDL 雑誌分類
    ZP24(科学技術--化学・化学工業--糖・澱粉)
  • NDL 請求記号
    Z17-15
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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