結晶化度の異なるセルロースに対するセロビオース脱水素酵素,セルラーゼおよびβ-グルコシダーゼの相乗効果 Synergistic Effects of Cellobiose Dehydrogenase, Cellulases, and β-Glucosidase from Irpex lacteus in the Degradation of Various Types of Cellulose

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著者

    • Hai Pham Quy HAI Pham Quy
    • 信州大学工学部物質工学科 Department of Chemistry and Material Engineering, Faculty of Engineering, Shinshu University
    • 野崎 功一 NOZAKI Kouichi
    • 信州大学工学部物質工学科 Department of Chemistry and Material Engineering, Faculty of Engineering, Shinshu University
    • 神田 鷹久 KANDA Takahisa
    • 信州大学工学部物質工学科 Department of Chemistry and Material Engineering, Faculty of Engineering, Shinshu University

抄録

Irpex lacteus由来のエキソセルラーゼ(Ex-1)、エンドセルラーゼ(En-1)、β-グルコシダーゼおよびセロビオース脱水素酵素(CDH)の4種によるバクテリアセルロース(BC)、アビセルおよびリン酸膨潤アビセル(HA)の分解に対する相乗効果を検討した。CDHはEx-1存在下およびEx-1とEn-1の両者の存在下においてセルロース分解を効果的に促進したが、En-1存在下のみでは相乗効果を示さなかった。セルラーゼは主生成物であるセロビオースによって生成物阻害を受けるが、これの除去反応の早いCDHはβ-グルコシダーゼよりもEx-1のセルロース分解を促進することが速度論的に明らかにされた。セルラーゼ系による相乗作用は結晶化度の違いにかかわらずその効果が観察されるが、CDH存在下ではさらにその作用が促進された。しかしながら、低結晶化度の基質を用いたときに確認されたEx-1とEN-1の相乗効果は、CDHを加えてもこの効果は観察されなかった。電子受容体が存在するとき、CDHにより多くのセロビオースが消化されるが、本菌のCDHはセルラーゼの生成物阻害の解除だけでなく、種々のセルロースの構造に対し効果的に働き、生成したグルコースを菌体に供給するものと考えられる。

収録刊行物

  • 応用糖質科学 : oyo toshitsu kagaku = Journal of applied glycoscience

    応用糖質科学 : oyo toshitsu kagaku = Journal of applied glycoscience 49(1), 9-17, 2002-01-01

    日本応用糖質科学会

参考文献:  36件中 1-36件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008253212
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10453916
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    13403494
  • NDL 記事登録ID
    6053739
  • NDL 雑誌分類
    ZP24(科学技術--化学・化学工業--糖・澱粉)
  • NDL 請求記号
    Z17-15
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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