Streptomycesザイロースイソメラーゼへのマンノースの取り込み Binding of Mannose to Streptomyces Xylose Isomerase

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著者

    • 呉 性姫 OH Seonghee
    • 京都府立大学農学部農芸化学教室 Department of Agricultural and Biological Chemistry, College of Agriculture, The University of Kyoto Prefecture
    • 大西 正健 OHNISHI Masatake
    • 京都府立大学農学部農芸化学教室 Department of Agricultural and Biological Chemistry, College of Agriculture, The University of Kyoto Prefecture

抄録

 xylose isomerase[EC5.3.1.5](以下XIase)はナガセ生化学工業より恵与を受けて精製した.グルコースとはC2位OHの配向のみ異なるマンノースが本酵素に取り込まれるかどうかを調べて,活性部位の微妙な構造の解析を進めようとした. まず,マンノースがXIase反応の基質となるかどうかを,酵素的グルコース測定試薬を用いる,簡便な定量(rate-assay)法を開発して,マンノース量の経時変化を追跡した.また,HPLC技法を用いてマンノースから他糖(フラクトースなど)の生成がないか時間を追って分析した.その結果,マンノースは本酵素の基質とならないことが確認された.つぎに,Trp残基を指標とする蛍光滴定実験を行ったところ,平衡論量は既報のザイロースおよびグルコースとまったく異なるものの,マンノースは本酵素に取り込まれ,マンノースーXlase複合体を形成することが知られた.また,グルコースを基質とするXIase反応を拮抗的に阻害することから,マンノースは本酵素の活性部位に取り込まれると考えられた. 以上の結果,マンノースの結合様式は基質(ザイロース,グルコース)のそれとは微少に異なることが判明した.XIase異性化反応の触媒機構には,基質糖におけるC2位OH基の配向が,決め手になっているものと推定された.

収録刊行物

  • 応用糖質科学 : oyo toshitsu kagaku = Journal of applied glycoscience

    応用糖質科学 : oyo toshitsu kagaku = Journal of applied glycoscience 42(4), 375-380, 1995-12-01

    The Japanese Society of Applied Glycoscience

参考文献:  27件中 1-27件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008254682
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10453916
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    13403494
  • NDL 記事登録ID
    3917528
  • NDL 雑誌分類
    ZP24(科学技術--化学・化学工業--糖・澱粉)
  • NDL 請求記号
    Z17-15
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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