微弱電流による海洋生物付着防止の試み Attempt at Prevention of Marine Fouling Organisms Using a Weak Electric Current through Titanium Wire

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抄録

定置網や養殖生簀をはじめとする各種漁業施設はもとより、海面に設置される各種のブイ、海水取水・排水パイプ、一般海中施設などの海中構造物や船舶外板には、多種多様の海洋生物が付着し、多くの場合それぞれの機能を大きく阻害している。これまで、海洋生物付着防止策として、人力あるいは機械力で付着生物をはがす物理的除去法、天敵利用による生物的除去法、生物に有害な化学物質を利用した化学的除去法などがとられてきた。しかし、多大な労力を要するもの、あまり効果が得られないものが多かった。その中でも、有機錫化合物を有効成分とする汚濁防止塗料は、かなり効果が高く、船底塗料などに広く用いられていたが、残留毒性が大きな問題となり使用禁止に至った。現在、それに替わる非有機錫化合物を有効成分とする塗料が使用されているが、同塗料に含まれる化学物質も、一般生物に対して何らかの影響を及ぼすことが懸念される。生物付着防止策としては、付着生物を幼生の段階で殺し、付着そのものを阻止することが効果的である。従前より、生物を殺す手段の一つとして電気が用いられている。電撃漁法はその代表的なものである。また、工業や医療分野において、殺菌法の一つに電気殺菌が用いられている。そこで、新たな生物付着防止策として微弱電流を用いた技術の開発研究が行われている。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 37(1), 37-44, 2000-07-31

    日本水産工学会

参考文献:  12件中 1-12件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008273724
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5459754
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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