揚網綱機の緊急停止を目的とする日本語母音「あ」の突発的非常時音声の識別 Distinguishing Voices of Japanese Vowel [a] in Sudden Emergency for an Urgent Stopping of Winch

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抄録

近年、操業の省力化と安全性の確保を目的として、揚網綱機の停止や小型漁船の操船に音声認識技術が導入され、「操船・操業支援システム」として実用段階に至っている。しかし、このシステムにも用いられている従来の音声認識技術は、言語情報の認識を主流としており、命令語を確実に認識させるためには、機械使用者が明確な発声をする必要がある。それ故、機械使用者が巻き込まれ等の突発的非常時に遭遇した場合、「とまれ」などの特定の命令語を明確に発声できないばかりでなく、反射的に大きな叫び声を出す可能性も考慮すると、言語情報に基づく認識方法は、揚網綱機の緊急停止ができない可能性が高く、安全性の確保という点では不十分である。また、突発的非常時の叫び声は、母音「あ」などが発せられる場合が多いと推測される。例えば、漁業就業者への意識調査において、「事故時に発声すると予想される言葉は何か」という問いに対し、「アー(アッ)」という声を出すと回答した割合が70%近くに達していると報告されている。しかしながら、従来の音声認識技術だけを用いた「あ」の音韻の認識によって機械を停止させる方法は、人が「あ」という音韻を突発的非常時以外にも種々の感情・意図を表現するために使用するので、誤作動が頻発する原因となる。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 38(1), 1-8, 2001-06-30

    日本水産工学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008273957
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5848212
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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