貧酸素化海域における水質浄化機能回復のための浅場造成手法に関する研究 Investigation of Conditions Required to Construct an Artificial Shallow Area to Recover the Water Purification Function of a Hypoxic Sea

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抄録

東京湾、大阪湾、伊勢・三河湾、瀬戸内海など、我が国の多くの沿岸、内湾では富栄養化が進行し、閉鎖性が強い海域では貧酸素水塊の形成が顕著である。貧酸素水塊は、一般に底生動物群集の構造に大きな影響を及ぼす。特に三河湾における貧酸素水塊は、底生動物の構造の変化だけでなく、これらが有する水質を浄化する作用、すなわち水質浄化機能を喪失させることが示されており、この原因のひとつに、埋め立てによる干潟域の喪失が指摘されている。干潟や浅場(ここで浅場とは、ラムサール条約が規定する、低潮時に水深6mを超えない海域を指す)は、アサリなどの有用水産生物の成育場・漁場である。さらに、干潟・浅場は底生生物現存量が多いため、水中の有機懸濁物除去速度で示される水質の浄化速度、すなわち水質浄化能に優れ、湾全体の物質循環に大きな影響を与えている。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 38(1), 25-34, 2001-06-30

    日本水産工学会

参考文献:  23件中 1-23件 を表示

被引用文献:  5件中 1-5件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008273992
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5848250
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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