船舶におけるパーソナルコンピュータを利用したネットワークの構築 : 船内電源の100Vラインを用いたネットワークの実験 Onboard Communications Networking System with the Personal Computer : Used 100V Electric Line in a Ship for an Experiment of Network

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抄録

以上の実験からおよそ次のことが云える。1)船内電話回線を使用したとき、非同期通信(非同期方式)でのV.90モデムを用いての実効データ伝送速度は、非圧縮ファイルで本実験に用いたモデムの基準通信速度33.6kbpsの1.8~2.3倍となり、静止画像伝送にも対応できる。2)同様に、圧縮ファイルやマルチメディアファイルでは0.9~1.1倍の実効データ伝送速度であった。3)Wallportを使用した場合、船内電話回線の使用時と比べ、実効データ伝送速度が約20%程度低下する。2者間でのインターネット接続の場合、船内電話回線での実効データ伝送速度は、非圧縮ファイルで非同期通信と比べ28~55%程度、圧縮ファイルで22~37%低下する。Wallport使用の場合では、同じく非圧縮で5~61%、圧縮で12~25%低下する。4)船内電話回線での非同期通信とインターネット接続を比較した場合、前者はファイルの実効データ伝送速度が約1.2~1.6倍である。また、Wallportの場合でも約1.1~1.6倍と非同期通信の方が実効データ伝送速度は速い。5)いずれの場合も伝送前にデータをソフトウェアで圧縮して伝送すると、見かけ上の実効データ伝送速度が向上するので伝送時間を短縮できる。6)船外ネットワークでの実効データ伝送速度は、取り扱うファイルの種類、回線の質、アクセス時間その他の条件が加わり常時変動するのでその値を特定できない。インマルサットA電話回線とマリンホンでのインターネットのWWWの例では平均の伝送速度は、12kbps程度で画像の多いホームページではかなりの通信時間を要したが気象情報、海上保安庁の水路通報、航行警報およびニュース等主として文字データでは、円滑に利用できることが判った。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 38(1), 35-42, 2001-06-30

    日本水産工学会

参考文献:  8件中 1-8件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008274016
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5848269
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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