北海道南西部磯焼け海域におけるホソメコンブ群落の形成機構 Mechanisms for Kelp (Laminaria religiosa) Forest Development on the Barren Ground, Along the Southwest Coast of Hokkaido, Japan

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抄録

北海道南西部の日本海沿岸は、磯焼け状態にある。キタムラサキウニが高密度に分布し、ホソメコンブの生育は極浅海域に限られる。餌料不足によりウニ類の成長不良が起こり、沿岸漁業に深刻な影響を及ぼしている。磯焼け海域におけるコンブなど海藻群落の形成機構を解明するため、1998年から1999年の1年間、忍路湾で、波浪、水温、ウニ、海藻の分布の季節的な変化を調査した。ホソメコンブ群落を形成するには、冬期は時化に伴う底面波浪流速の増加でキタムラサキウニが深所へ移動し、摂餌圧が低下することで、着生したホソメコンブの幼芽が保護されることと、夏期は凪ぎに伴う底面波浪流速の低下によりウニ類の摂餌圧が増加し、着生した多年生海藻の幼芽が摂食され、遷移が妨げられることが繰り返される点が重要である。磯焼け海域におけるホソメコンブ群落を造成する方法として、1)フェンスによるウニ食圧の制御、2)嵩上げ(かさあげ)による流速の制御、の2つを提案した。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 38(2), 159-165, 2001-10-25

    日本水産工学会

参考文献:  19件中 1-19件 を表示

被引用文献:  10件中 1-10件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008274175
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    5992398
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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