生物環境に配慮した構造物の開発 : 北海道における取り組み Improvement of Functions of Coastal Structures as Habitats for Marine Organisms

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抄録

水産庁の自然調和型漁港づくり推進事業、運輸省のエコポート(環境共生港湾)モデル事業の創設に見られるように、これからの漁港・港湾の建設に当たっては、周辺の自然環境に配慮し、環境と調和する構造物が求められている。自然環境への配慮の主要な柱の一つは、防波堤、護岸上およびその周辺で水産動植物の生息、繁殖が可能なことである。北海道開発局では、構造物のもつ生息場としての機能(生物相保全・増殖機能)をより向上させ、自然と調和した港づくりに向けた取り組みが進められている。本文では、防波堤の生息場としての機能のうち、藻場および産卵場機能を向上させるための技術開発について報告する。北海道各地で防波堤周辺の生態系調査が行われている。図-1は次章で紹介する浦河港護岸複断面消波工の動植物の種類数の変遷を示したものである。比較のために近隣の天然岩礁に出現した底生生物の種類数もあわせて示している。異形コンクリートブロックは平成5年10月に、大割石は11月にそれぞれ施工された。施工後、付着動植物の種類数は季節的な変動を伴いながら、天然岩礁のそれに近づいている。構造物が多様な生物の生息場として寄与している様子が分かる。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 34(1), 57-67, 1997-08-28

    日本水産工学会

参考文献:  17件中 1-17件 を表示

キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008274492
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    4381844
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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