岬先端より発生する剥離渦の特性
書誌事項
- タイトル別名
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- Characteristics of Separated Vortices Generated from the Tip of a Cape
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抄録
潮流が岬や半島にあたる場合,岬先端部で剥離渦が生じる。この剥離渦は岬に沿って発達する境界層内で渦度を発達させたもので,剥離後スピンダウンし湧昇流を発生させる。本研究はこの剥離渦の発生周期と強さについて水理実験によって検討した。発生周期のストローハル数は一定値となりレイノルズ数によらないことを実験と現地データから明らかとなった。剥離状態の可視化から渦を形づくる過程が明らかとなり,剥離渦の強さは剥離点における渦度で求められ,岬長,外縁流速およびストローハル数で表される。さらに,岬に沿って発達する境界層厚さは岬長に比例することが導かれ,実験結果とよく一致した。
収録刊行物
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- 日本水産工学会誌
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日本水産工学会誌 35 (2), 131-137, 1998
日本水産工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680841043072
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- NII論文ID
- 10008274874
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- NII書誌ID
- AN10278554
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- ISSN
- 21897131
- 09167617
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- NDL書誌ID
- 971382
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可