サザエ漁獲礁の効果 Effect of Artificial Reef for Catch Topshell, Batillus cornutus

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抄録

著者らは、波浪の穏やかな内湾域に長径30~80cmの転石をもちいて造成した投石礁が、殻高8mmのサザエ稚貝から京都府で漁獲可能なサイズである殻高50mm以上(殻蓋径20mm以上)の成貝(以下魚礁サイズ)まで保護育成するために有効であることを示した。投石礁は転石を積み重ねることによりサザエのすみ場を創出し、その分布密度を高めるが、夜行性であるサザエは、そのような場所では昼間転石の陰に隠れる個体が多くなる。京都府では、サザエは主として船上から「箱メガネ」と「さざえやす」を用いる水視漁法によって漁獲されており、同漁法は昼間に操業される。したがって、水視漁法では投石礁でサザエを効率良く漁獲できないことも明らかとなった。そこで、投石礁と同様に漁獲サイズのサザエが高密度に分布し、水視漁法では漁獲しにくい昼間においても容易に漁獲が可能な増殖礁を考案する必要が生じた。そのため、サザエが岩礁域の溝などに集中分析することを参考にして、既成の異型ブロックへ上方に開いた溝を付けた実験礁が作製され、サザエ漁場である外海域に面した海域に設置された。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 35(2), 145-152, 1998-12-01

    日本水産工学会

参考文献:  17件中 1-17件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008274907
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    971439
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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