生活史モデルによる海岸構造物のホッキガイ資源への影響評価 Impact Assessment of Coastal Structure Installation on the Stock of the Japanese Surf Clam (Spisula sachalinensis) using a Life Cycle Model

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抄録

ウバガイは太平洋側で鹿島灘以北からオホーツク海沿岸まで広く分布し、浅海砂浜域に生息する大型の寒海性の二枚貝である。本種は北海道沿岸から東北沿岸ではホッキガイと呼ばれ、大規模電源立地域となっている福島県沿岸では、近年の年間漁獲量が約1000トンに達する重要な水産資源である。しかし、稚貝発生量や漁獲量の年変動が大きく、初期減耗過程を含む資源変動メカニズムの解明が待たれている。原子力発電所が立地されている周辺海域では、防波堤及び輸送船が接岸する港湾施設が建設されており、海洋生物への海岸構造物の影響を評価・予測する技術の確立が重要な課題となっている。一方、生物に及ぼす環境の影響について、生物の発育段階つまり生活史段階によって大きく異なることがよく知られている。近年、生物の生活史を幾つかの段階に分け、各発育段階毎の成長と生残に及ぼす物理的・生物的影響を定量化し、対象生物の成長及び個体数変動を解く生活史モデルは、マコガレイ、イカナゴ、ホッキガイ、トリガイなどの魚介類について提案され、対象生物の資源変動の原因解析または環境要因の影響評価に適用され、資源評価の有効な手法として注目されつつある。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 36(1), 75-85, 1999-07-15

    日本水産工学会

参考文献:  19件中 1-19件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008275232
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    4818705
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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