耳吊り式ホタテガイ養殖の穿孔作業時に発生する外套膜の損傷 Mechanical Injury of Scallop (Patinopecten yessonsis, Jay) Mantle, Occurring with Drilling Work of Ear-Hanging Culture

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抄録

耳吊り式ホタテガイ養殖では、春期にホタテガイを耳吊り状態に仕立て上げるため、中間育成した稚貝に穿孔処理を行う必要がある。この作業では直径1.4~1.8mmのドリルを用いて殻高60~80mmの稚貝の耳状突起部を穿孔するが、貝軟体部が極度に損傷した場合、育成に悪影響を及ぼすものと考えられている。実際に、外部からの物理的作用によって外套膜を損傷した貝は局所的に、「貝殻が異常発症(変形、欠損、腐食、内面着色など)する」ことが組織学的な観察から明らかになっている。また、「外套膜の損傷部の炎症が貝柱などに達した場合にはやがてへい死に至る」とも予見されている。そのため、成長不良率やへい死率を高めない穿孔位置を特定することが求められてきた。しかしながら、穿孔作業時に発生する損傷が養成貝の育成に与える影響はおろか外套膜に受けた外傷状況についてさえも明らかにされていない。そこで本研究では、まず、穿孔作業直前における貝耳状部内の外套膜形状の分類と出現頻度調査を行い、次いで、損傷試験によって穿孔位置の違いにより貝が受ける損傷状況に差異が生じることを明らかにした。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 36(2), 147-152, 1999-11-15

    日本水産工学会

参考文献:  9件中 1-9件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008275368
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    4944324
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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