簡易風波推定法の実海域への適用性について Application of a Simple Forecasting Method for Wind Wave to the Field

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抄録

実海面において、潮流、海流など流れのある海面では、風と流れの向きの順、逆によって波の状態が著しく変わることをしばしば経験する。小型船型を有する漁船が、操業中ならびに航行中において風と潮の流れが逆の場合に波が高くなる現象に遭遇することは、厳しい運航状態に陥ることとなる。このような逆流とか逆潮で波が高くなることを、漁労に従事する人々は体験しており、日常的な事実として認識し、また経験的に対処している。このように、流れのある海面における風波の問題は実用上重要であり、風洞水槽を用いた実験的研究が加藤らによって報告されている。これによれば、風波の発達に対して順流は実質的な吹送距離を減少させ、逆流は逆の効果をもつことを実験により検証するとともに、「等価吹送距離」の概念を導入した推算式により流れのある海域での発生波が試算されている。著者らは、「等価吹送距離」による風波推定法が漁船の安全な運航のために有用であるとの観点から、より簡便な風波推定法について検討し、実海面の波浪予測への利用を試みた。漁船の安全な運航のための指針を繰船者に示すことを目的としたものであるが、今回、実海面における計測資料が得られたのでこの推定法の適用性について検討を行い、若干の知見を得たので報告する。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 36(2), 167-173, 1999-11-15

    日本水産工学会

参考文献:  10件中 1-10件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008275385
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    4944358
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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