実海域における骨組構造物による海藻流出防止効果 Field Performance of Framed Structures for Preventing Flow-Induced Loss of Food Algae in Abalone and Sea urchin Aquaculture

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抄録

餌料海藻の不足するアワビ・ウニ漁場では、波浪などによって脱落、流出した流れ藻を漁場内で滞留させるため障害物を設置したり、金網フェンスなどの囲いを設けてその中に餌料海藻を投入したりすることが試みられてきた。このような目的で設置される施設は、藻体の流出防止機構から二つに大別される。一つは主として藻体を動かす流動を制御することによって流出を防止するものであり、もう一つは流動はあまり変化させずに通過しようとする藻体そのものを止めるものである。前者の流動制御型施設はコンクリートブロックまたは石材からつくることができ、耐波性、施工性の点で有利であることから、従来、比較的多く設置されてきた。しかし、不透過壁による藻体の流出防止効果に関する最近の研究によって、外洋に面した浅海域では流動制御型の効果はかなり低いことが示された。その原因は、波動下では遮蔽構造物の周辺は主流に影響された渦領域となるため、海中で極めて軽く形状的に流体力を受けやすい藻体は容易に巻き上げられたり施設から分散したりすることにある。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 36(2), 175-182, 1999-11-15

    日本水産工学会

参考文献:  4件中 1-4件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008275396
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09167617
  • NDL 記事登録ID
    4944364
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1327
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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