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- 角田 出
- Department of Biotechnology, Senshu University of Ishinomaki
書誌事項
- タイトル別名
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- Gonado-somatic Index, Plasma Vitellogenin and Thyroxine Levels and Hepatic Microsomal Cytochrome P-450 Content of Carp, <I>Cyprinus carpio</I>, from the Tama and the Kitakami Rivers
- 多摩川と北上川に生息するコイの生殖腺指数,血漿中ビテロゲニンとチロキシン濃度,および肝ミクロソーム内チトクロムP-450含量:内分泌攪乱化学物質汚染の実態調査
- タマガワ ト キタカミガワ ニ セイソク スル コイ ノ セイショクセン シスウ ケッショウ チュウ ビテロゲニン ト チロキシン ノウド オヨビ キモ ミクロソーム ナイ チト クロム P 450ガンリョウ ナイブンピ カクラン カガク ブッシツ オセン ノ ジッタイ チョウサ
- Research for Actual Effects of Endocrine Disrupting Chemicals
- 内分泌攪乱化学物質汚染の実態調査
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抄録
1998年5月と11月に多摩川と北上川下流域で捕獲したコイを対象に, 両河川に生息する水生動物の内分泌攪乱化学物質汚染実態を調ぺた.<BR>5月に両河川で捕獲した雌コイの生殖腺指数 (GSI) や生殖腺組織像に異常はなく, 血漿ビテロゲニン (VTG) 濃度にも河川差は認められなかった. 雄コイでは, 5月に多摩川で捕獲した魚の約25%に精巣の萎縮が確認されたほか, VTG濃度の高い個体も見つかった. なお, VTG濃度は精巣の発達に逆比例した. 11月でも, 多摩川の雄の一部には, 同時期の雌の2~6%の高いVTG値がみられた. 北上川の雄コイにはこの様な異常は認められなかた.<BR>肝ミクロソーム中チトクロムP-450 (Cyt.P-450) 含量や血漿チロキシン (T4) 濃度には, 河川間に差はなかった. 5月の多摩川の雄コイでは, 血漿VTG濃度と肝Cyt.P-450含量間に正の相関がみられた. 血漿T4濃度と肝Cyt.P-450含量間では, 多摩川の雄, 北上川の雌雄に, 負の相関が認められた. 両河川とも, 血漿T4濃度とVTG濃度間に有意な関係は認められなかった.<BR>以上の結果は, 多摩川では女性ホルモン様作用を有する内分泌撹乱化学物質による汚染が進んでいること, 北上川でも当該作用物質汚染は多摩川ほどではないが, 内分泌撹乱作用を有する化学物質汚染が進行している可能性を強く示唆する.
収録刊行物
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- Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan
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Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan 54 (3), 180-188, 2000
The Society of Sea Water Science, Japan
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205452964864
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- NII論文ID
- 10008275823
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- NII書誌ID
- AN0018645X
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3cXjvVWru7c%3D
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- NDL書誌ID
- 5353688
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- ISSN
- 03694550
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可