飼料の物理的性状,特に形態および硬度が子豚の採食行動および飼料摂取量に及ぼす影響 Effects of Physical Conditions of Feed such as Form and Hardness on Feeding Behavior and Feed Intake of Pigs

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抄録

本試験は、子豚に対して給与する飼料の物理的性状について検討することを目的として行った。物理的性状として、特に飼料の形態および硬度に着目して、試験飼料の摂取量、飼料摂取時の行動を指標とした嗜好試験を行った。供試子豚は体重40~50kgの交雑種去勢4頭を用いた。試験は4×4ラテン方格法に基づき、3反復で行った。飼料は、市販飼料を1mmふるいを通過するまで粉砕したマッシュ飼料、それに粉末シリコンを賦形剤として1%添加し、直径3mmペレット、直径5mmペレット、直径13mmタブレットの4種類を製造して用いた。成形飼料の硬度は直径3mmペレットで1.15kg/cm2、直径5mmペレットで0.34kg/cm2タブレットでは、2.3kg/cm2であった。豚は、室温25±2℃の調温室で試験用単飼ケージに収容して飼育し、飼料は体重の4%量を目安として若干の食べ残しがある量を1日2回に分けて給与した。なお、飲水は常に自由とした。試験時には飼料給与後20分間の飼料摂取量の測定およびその間の行動を調査した。飼料摂取量はタブレット、直径3mmペレットが共に他の2飼料よりも有意に多く、こぼし飼料量はタブレットがマッシュ、直径5mmペレットよりも有意に少なかった。また、飼料給与後20分間の行動において、マッシュ飼料は飲水回数が多く、またそれに費やした時間が直径5mmペレットと共に長かった。以上の結果から、豚は硬度の高いタブレットや直径3mmペレットは採食し易く、採食行動に専念しており、いっぽう直径5mmのペレットは硬度が低いために嗜好性は芳しくないことが示唆された。したがって、ある程度の硬さに成形されていればその形態は子豚の嗜好性への影響は少ないと考えられる。

収録刊行物

  • 日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science

    日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science 38(2), 52-58, 2001-06-20

    日本養豚学会

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被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008284267
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10202971
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    0913882X
  • NDL 記事登録ID
    5816531
  • NDL 雑誌分類
    ZR22(科学技術--農林水産--畜産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1082
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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