舌癌切除3年後,異時性重複癌として肝炎ウイルスマーカー陰性の非硬変肝に発生した肝細胞癌の1切除例 Hepatocellular carcinoma developed in non-cirrhotic liver negative for hepatitis virus markers, 3 years after resection of tongue cancer : A case of double cancer

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

68歳男性, 3年前舌癌 (stage I) 治癒切除の既往がある. 高血圧で受診中, ALP上昇から腹部超音波検査を施行され, 肝に径8cmの低エコー性腫瘤を指摘された. 慢性肝疾患はなく, 6kgの体重減少を自覚していた. 腫瘤は, CT上S6から尾側に突出する増強される単結節性腫瘤で, MRIではT1強調で等信号, T2強調でやや高信号. <sup>67</sup>Gaシンチで集積あり. 血中HBs抗原, HBc抗体, HCV抗体, HGV RNAはいずれも陰性, AFP 8ng/m<i>l</i>, PIVKA-II 1.4AU/m<i>l</i>だった. 上部下部消化管, 胆膵肺等に悪性腫瘍なし. 肝生検組織で一部に低分化を伴う中分化型肝細胞癌と診断された. 血管造影でも濃染し, 抗癌薬併用肝動脈塞栓療法と半年後の肝切除で治療され, 肝切除3年半後の現在健在である. 本例は, 舌癌切除の3年後, 異時性重複癌として, 肝炎ウイルスマーカー陰性の非硬変肝に発生した肝細胞癌で, 極めて稀な例と考えた.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 43(2), 125-130, 2002-02-25

    The Japan Society of Hepatology

参考文献:  19件中 1-19件 を表示

キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008363198
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00047770
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    04514203
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
ページトップへ