医療従事者の鼻腔内MRSA保菌に関する検討 : 職制別の保菌状況とムピロシン軟膏による除菌効果 Study on Nasal Carriage of Methicillin-resistant Staphylococcus aureus from Medical Personnels : Prevalence of Nasal Carrier by Each Job and Effectiveness of Elimination by Mupirocin Nasal Ointment

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抄録

医療従事者はそれぞれの立場で病院感染対策に積極的に参加し, それを怠ることはできない.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) は, 易感染患者 (compromised host) において感染を生じる危険性が高い.MRSA感染制御には手洗いあるいは手指消毒, 環境の汚染対策などの基本的な対策に並行して, 患者および医療従事者の保菌者対策が重要とされている.そこで全職員を対象に講習会を開き, さらに対策を充実させるため, また保菌率の把握のために鼻腔内MRSA検査を実施した.全体の保菌率は1回目23.7% (52/219名), 2回目13.5% (28/209名) であった.職制別では看護スタッフの保菌率がもっとも高く1回目37.6% (41/109名), 2回目26.8% (26/97名) であった.また, スタッフに対しムピロシン軟膏による鼻腔除菌を2回実施し, 1回目は10<SUP>2</SUP>CFU/plate以上, 2回目は30CFU/plate以上MRSAが検出された者を対象とした.追跡調査をした結果, 1回目および2回目の使用ともに約100%の除菌率を示し, 除菌効果は約1ヵ月間持続することを確認した.

収録刊行物

  • 環境感染

    環境感染 13(4), 238-244, 1998-11-30

    Japanese Society of Environmental Infections

参考文献:  12件中 1-12件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008424231
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1019475X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09183337
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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