全身のMRSA管理におけるムピロシン鼻腔内塗布の有用性について The Value of Nasal Mupirocin Therapy for a Systemic Management of MRSA

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抄録

長期臥床中や中心静脈栄養中の患者, あるいは気道感染症や尿路感染症を繰り返す患者に6ヵ月間断続的にムピロシン軟膏を鼻腔内塗布し, 全身のMRSA管理におけるムピロシン鼻腔内塗布の有用性について検討した.塗布前鼻腔内にMRSAを認めた5例全例で1ヵ月後に鼻腔内MRSAが消失した.また, 塗布前に腸骨部や仙骨部の褥瘡からMRSAを頻繁に検出した4例のうち2例で, ムピロシン鼻腔内塗布後褥瘡部のMRSA検出率が低下した.さらに, 塗布前に喀痰よりMRSAを検出した2例において塗布後3ヵ月間MRSAの消失を認めた.以上の結果より, 長期臥床中や中心静脈栄養中, あるいは気道や尿路に感染症を有する患者における全身のMRSA管理にあたって, ムピロシン軟膏の鼻腔内塗布が有用である可能性が示唆された.

収録刊行物

  • 環境感染

    環境感染 13(4), 245-249, 1998-11-30

    Japanese Society of Environmental Infections

参考文献:  17件中 1-17件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008424244
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1019475X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09183337
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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