The Value of Nasal Mupirocin Therapy for a Systemic Management of MRSA.

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  • 全身のMRSA管理におけるムピロシン鼻腔内塗布の有用性について

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長期臥床中や中心静脈栄養中の患者, あるいは気道感染症や尿路感染症を繰り返す患者に6ヵ月間断続的にムピロシン軟膏を鼻腔内塗布し, 全身のMRSA管理におけるムピロシン鼻腔内塗布の有用性について検討した.塗布前鼻腔内にMRSAを認めた5例全例で1ヵ月後に鼻腔内MRSAが消失した.また, 塗布前に腸骨部や仙骨部の褥瘡からMRSAを頻繁に検出した4例のうち2例で, ムピロシン鼻腔内塗布後褥瘡部のMRSA検出率が低下した.さらに, 塗布前に喀痰よりMRSAを検出した2例において塗布後3ヵ月間MRSAの消失を認めた.以上の結果より, 長期臥床中や中心静脈栄養中, あるいは気道や尿路に感染症を有する患者における全身のMRSA管理にあたって, ムピロシン軟膏の鼻腔内塗布が有用である可能性が示唆された.

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