但馬沿岸におけるイシダイの行動 Behaviour of the Japanese Striped Knifejaw Oplegnathus fasciatus by Underwater Observation and Tagging Experiment at Tajima Coast in Japan Sea

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抄録

1973年から1986年における兵庫県北部但馬沿岸域での潜水観察、1979年8月から1982年8月の人工藻場施設での潜水観察及び1981年6月8日の標識放流の結果から、イシダイの行動について以下の結果をえた。1)天然岩礁域でのイシダイの群れは小さく、人工藻場施設では大きかった。2)天然岩礁域および人工藻場施設の相方で稚魚期・若魚期では群れをつくる傾向は強かったが成魚期では弱くなった。3)天然岩礁域よりも人工藻場施設において、イシダイは群れを作る傾向が強く、大きな群れが出現した。4)放流したイシダイは、再捕総尾数の約92%が放流域から10km以内で再捕された。5)天然岩礁域の小さい群れ、単独個体は定着または滞留していると考えられたが、ごく稀にみられる大きな群れは移動していると考えられた。人工藻場施設の群れは一時的な滞留であると推定された。6)砂質海底に人工藻場施設等の構造物を設置すると、イシダイは好適環境である構造物に大量蝟集すると考えられた。また、天然岩礁域のように規模が大きい好適環境においては、大きな群れを解消して小さい群れ、単独になると考えられた。

収録刊行物

  • 水産工学

    水産工学 32(1), 33-38, 1995-07-31

    日本水産工学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008438587
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10278554
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09167617
  • データ提供元
    CJP書誌  IR 
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