核内受容体研究の最近の進歩 Nuclear Receptors-ligands, Cofactors and Target Genes

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著者

    • 井上 聡 INOUE Satoshi
    • 東京大学大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻加齢医学講座老化制御学分野

抄録

ステロイドホルモン, 甲状腺ホルモン, レチノイン酸, ビタミンD等の脂溶性低分子リガンドの受容体は, 核内受容体スーパーファミリーに属し, 共通の祖先遺伝子から進化を遂げたものと考えられている. この情報伝達のモデルは, リガンドが細胞内に入り, 核内にて受容体と結合し, 標的遺伝子の転写を調節し, その産物である蛋白質がリガンドの作用を発揮するというものである. これら受容体のリガンドとしては, 老年医学において, 老化の指標や老年病の病因や治療薬としても関連が深い, エストロゲン, グルココルチコイドをはじめとする脂溶性ビタミン/ホルモン/生理活性物質等が含まれている. 一方, リガンドが不明や未同定の核内受容体-オーファンレセプターからは新しいホルモンの発見や創薬への応用が期待できる. さらに共役因子, 応答遺伝子, 遺伝子異常症, 遺伝子改変動物等の研究が進展しており, 最近の核内受容体の研究の進歩は老年医学の発展に大いに貢献するものと考えられる

収録刊行物

  • 日本老年医学会雑誌

    日本老年医学会雑誌 37(4), 265-270, 2000-04-25

    The Japan Geriatrics Society

参考文献:  29件中 1-29件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008487204
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00199010
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03009173
  • NDL 記事登録ID
    5413309
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-25
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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