施設介護機器の現状と将来 The Current and Prospective Situation for the CareAids in the Nursing Home

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抄録

これまで, 介護老人福祉施設における介護は, 人の手による手厚い介護が理想であると考えられてきた. しかしながら, 今日の少子高齢社会におけるマンパワー不足を補うためには, 介護機器を開発し省人力化を図る一方で, 施設を利用する高齢者のQOLを向上させる努力が必要である.<br>我々は, 施設介護における介護機器のあり方を検討することを目的として, 施設介護機器の実情を調査した. その結果, 施設内で長く稼働する機器は, 高齢者や介護者に直接的に装着しそれに耐えうるものであった. また, 介護者にとって使用感の高い機器はその用途が明確なものであった. 現状では, 種々の介護業務を完全に代行しうる機器は少ないと考えられるが, 業務をサポートし得る機器は多く開発されており, それをうまく運用することによって作業効率を向上させることは十分に期待できる. そこで我々は, 施設介護業務に汎用自動搬送車を導入して, 配膳車と入浴介護における搬送業務の省力化を図った. その結果, 食事介護と入浴介護時間は減少し, 代りに入所者の用事やベッド周辺介護など直接的な介護時間が増加した. 介護の効率化を図るために, 必要な機器とその特性をいかすべく, 新しい介護システムを構築する必要性があることがわかった.

収録刊行物

  • 日本老年医学会雑誌

    日本老年医学会雑誌 38(3), 333-336, 2001-05-25

    The Japan Geriatrics Society

参考文献:  10件中 1-10件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008506941
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00199010
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03009173
  • NDL 記事登録ID
    5776876
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-25
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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