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- 山田 正仁
- 金沢大学医学部神経内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on Risk Factors of Cerebral Amyloid Angiopathy
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抄録
脳アミロイドアンギオパチー (CAA) の発症要因を解明することを目的に, アルツハイマー病 (AD) やアミロイドβ蛋白沈着との関連が報告されているアポリポ蛋白E (APOE), プレセニリン-1 (PS-1), α1-アンチキモトリプシン (ACT), ブチリルコリンエステラーゼ (BChE), α2-マクログロブリン遺伝子 (A2M) 多型とCAAとの関連を分子遺伝学的に検討した. ADの危険因子である. APOEε4アリルがCAAのリスクでもあることが米国で報告されているが, 日本人高齢者においてはε4とCAAとの直接的な関連は明らかではなかった. 一方, PS-1遺伝子多型とCAAの間には有意な関連があり, PS-1 2/2多型がCAAが低リスクであることと関連していた. また, ACT遺伝子多型が, ADにおけるCAAの程度と有意に関連していた. BChEおよびA2M遺伝子多型はCAAと関連しなかった. 本研究により, CAAがPS-1およびACT遺伝子多型と関連することが示唆された.
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 38 (4), 487-488, 2001
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679999920000
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- NII論文ID
- 10008507307
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 11523157
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可