極低温の温度保持がコンクリートの劣化に与える影響

  • 韓 相黙
    社団法人 土木学会 東北工業大学 土木工学科ハイテクリサーチセンター
  • 岩城 一郎
    社団法人 土木学会 東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻
  • 三浦 尚
    社団法人 土木学会 東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • THE INFLUENCE OF STORAGE AT VERY LOW TEMPERATURES ON THE DETERIORATION OF CONCRETE
  • キョクテイオン ノ オンド ホジ ガ コンクリート ノ レッカ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

コンクリートは常温から極低温まで繰り返し冷却されると, コンクリート内部の水分凍結によって劣化する. このような劣化に影響を与える要因は様々であり, その一つに極低温下での温度保持が挙げられる. 実際, 極低温物質の貯蔵を目的とする構造物は一定期間ある温度で保持されるため, このような要因が劣化に及ぼす影響を調べることは重要なことである. また, 温度保持によるコンクリートの劣化は, 冷却速度や冷却最低温度といった他の劣化要因とも密接な関係があると予想される. したがって, 本研究では水セメント比や空気量の異なる配合に対して, 温度保持時間, 冷却最低温度, 冷却速度を変化させ, 劣化に及ぼすこれら要因の相互関係を詳しく調査することとした.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (704), 13-25, 2002-05-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (26)*注記

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